マダイとチダイ、見た目は似ていますが種類は別。
※トップ画像の並びは奥がチダイで手前がマダイです。
タイの仲間でもマダイ・チダイ・キダイの3種類がよく比較され、一般的に市場価値や価格帯ではマダイ>チダイ>キダイとなっています。果たして本当にそうなのか、今回はその中でもマダイとチダイを食べ比べてみようと思います。
3枚に卸してみたところ

左がチダイで右がマダイです。
チダイの身の方が少しピンク色がかっています。
焼いてみたところ

奥がマダイで手前がチダイです。
ここの比較は『そりゃそうだろ』という感じですが、見た目ほぼ同じです。
「チダイ」食べてみた!

こちら塩焼き。
ふわっとして旨味があふれます。身はしっとりとしています。美味い。

こちらお刺身。
ほんのりピンク色の身は、噛むほどに甘みと旨みが感じられ、思った以上に美味しかったです。
実は、チダイはこの時期が一番美味しいと言われています。納得の美味しさです。
「マダイ」食べてみた!

こちらは塩焼き。
しっとりしつつ、口の中でほどける細かい繊維感。旨味もしっかりあってさすがマダイ。

そしてこちらお刺身。
安定の美味しさ。甘みと旨味のバランス、食感、さすがマダイといったところです。
産卵を終えて体力を消耗した6月から秋ごろまでは味が落ちると言われていますが、筆者が食べたこの個体はそんな感じはありませんでした。
食べ比べた結果
正直なところ、どちらも美味しいので優劣つけづらいです。(ってなっちゃいますよね)
時期的なもの、個体差もあると思いますので一概には言えないですが、今回の刺身に関してはチダイの方が甘みがあって美味しいかもと思いました。
結論としては、今回の食べ比べを通じて、一般的なイメージや価格の評価にとらわれず、その時々の個体や『本当の旬』を見極める楽しさを改めて実感しました。
魚によって、年間味が一定のもの、美味しくなる時期・味が落ちる時期があるもの、脂の乗り方が変わるものがあって、それを知っていることでより一層お魚を食べることが楽しくなると思います。
私も皆さんに本当の旬をお伝えできるように精進したいと思います。

取材:若松 拓海(JFいしかわ)
金沢市出身。金沢大学地域創造学類卒業。現在は県産魚のブランドPRや広報、公式SNS運用を担当しています。推しの魚は・・・ありすぎて一つに絞れません。日々頑張っている漁師さんの思いとともに、石川県産水産物の魅力を多くの人に届けられたら嬉しいです。


