
2025年5月8日(木)午前8時より、石川県漁協かなざわ総合市場にて今年も能登とり貝の初セリが行われました。プレミアム2個を含む合計622個が出荷され、うちプレミアム1個が過去最高値となる6万円で競り落とされました。

セリ落としたのは、石川県金沢市白菊町にある和食居酒屋「緑酒伝助」です。緑酒伝助の濱﨑興樹さんは能登町鵜川出身で、「震災で被災した能登が盛り上がる一助になれば」と、2年連続で初物を最高額で競り落としました。初セリに詰めかけた報道陣には「無事2年連続競り落とすことができました。お世話になっているお客様に喜んでもらえれば嬉しい」と語っていました。
能登とり貝は肉厚で上品な甘みが特徴です。出荷は春から初夏(例年6月末頃)までと短いですが、この時期の味覚をぜひご賞味ください。

緑酒伝助の店舗情報
元海上自衛隊【司厨士】の隠れ家和食店
🗾『石川県金沢市白菊町8-17』
🪑『カウンター10席』
🪑『個室[4名〜8名]1室』
🏮『営業時間18:00〜22:30』
🛌『定休日:水曜日・月一火曜日』
能登とり貝フェア
今年も5月下旬から開始!
石川県鮨商生活同業組合と連携して、「百万石の鮨」特選10貫に能登とり貝を使用するフェアを今年も開催します!詳細は近日リリースします!(能登とり貝公式SNS)
メッセージ
🔸販売店舗から(忠村水産 梅元友一)
能登とり貝は華やかな甘みとしっかりとした厚みで、他の貝とはひと味違う贅沢な気分にさせてくれる特別な貝です。デリケートで扱いの難しい面もありますが、少しでも良い状態でお客様に届けられるように、我々も工夫を重ねる日々です。弊社店頭で1個からお買い求め頂けますので、この機会にぜひご賞味ください!
リンク先:高級鮮魚・株式会社忠村水産HP




🔸生産者から(能登とり貝生産組合 小泉組合長)
栄養豊かな七尾湾で養殖する能登とり貝は、他産地と比べても大きさが2倍ほどで身もびっくりするくらい肉厚なのが特徴です。 生産者の皆で大切に育てたおいしい能登とり貝をぜひ食べて知ってもらいたいですね。
リンク先:能登とり貝公式X


~おまけ〜
「能登とり貝プレミアム」ってこんなに大きい!
生産者に能登とり貝プレミアムの大きさを通常サイズと比べて写真を撮ってもらいました。プレミアム規格は重量200g以上と、この大きさになるまで手間暇をかけて育てられた非常に貴重なものです。



取材:島田 拓土(しまだ ひろと)
石川県農林水産部水産課
1988年生まれ 石川県金沢市出身。2011年長崎大学水産学部卒後石川県庁入庁。経営指導グループで藻場保全、団体指導、担い手担当、2014年に水産庁漁業調整課指定2班に出向し、沖合底びき網の担当、2016年に石川県に戻り漁業調整、資源管理を5年間担当し、2021年より現在の企画流通グループ流通、県産魚PR、水産業の成長産業化などを担当。魚は釣るより食べる&作る専門で大学の時のバイト経験を活かして実は調理師免許をもっている。