#石川のさかな ishikawa_fish

作り継がれる伝統の“福浦海苔”

2026.01.20
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能登半島は志賀町にある福浦港。近くには観光名所の巌門や日本最古の木造灯台である旧福浦灯台があり、昔ながらの漁港風情漂う港町です。

このエリアは外浦地区と呼ばれ、海岸線は日本海に面して荒々しい岩礁帯が続きます。

福浦港周辺でこの岩場を活用して営まれているのが海苔作りです。

福浦港の海苔作りは12月から3月頃までが時期で、希少かつ高品質な海苔として能登の寿司店や飲食店をはじめ、地域の人達からも人気を集めています。

今回、そんな希少な福浦海苔をご紹介します!

日本海の荒波が海苔を育てる

福浦港周辺の沿岸を見ると、海面から顔を出している岩場の中にコンクリートで平らに造成された箇所がいくつかあります。これが海苔島です。漁師さんは海苔島の上で生育した海苔を、冬の時化の合間を縫って収穫します。

平らになっている部分が海苔島。この日は時化で波が高め。

手摘み、手作りの板海苔

漁師さんは手摘みで海苔を収穫し、洗って不純物を取り除いてから手作業で型に入れて成形し乾燥させます。こうして出来上がるのが福浦海苔です。

袋から出した状態の板海苔。若干茶色みがかった色をしている。

そのままでは少し茶色みのある色をしていますが、トースターなどで軽く炙ることによって緑色に変化します。これがいわゆる焼き海苔と呼ばれる状態で、炙ることで水分が飛び、パリパリになります。

炙ると緑色に変化する。焼き海苔の香ばしさが漂う。

風味豊かで美味しい!

炙った焼き海苔は、おにぎりに巻いてもよし、味噌汁に入れてもよし、砕いてご飯にかけてもよしで、口に入れた瞬間に鼻に抜ける海苔の香りと手作りならではの厚みが生み出す食べ応えがすごくいい!

現在は約50名ほどの漁師さんが海苔作りに携わっています。

毎年数量限定で販売していますので、もしご興味があればお手に取ってみてください。

漁協での直販は福浦港出張所にて行っており、注文は電話注文でのみ承っています。

購入ご希望の方は 0767-48-1441 まで。売り切れの場合はご容赦ください。

取材:若松 拓海(JFいしかわ)

金沢市出身。金沢大学地域創造学類卒業。現在は県産魚のブランドPRや広報、公式SNS運用を担当しています。推しの魚は・・・ありすぎて一つに絞れません。日々頑張っている漁師さんの思いとともに、石川県産水産物の魅力を多くの人に届けられたら嬉しいです。

2026.01.20