「石川県で毛ガニ?」と思われた方もいるかもしれません。
実は、石川県では底曳網で毛ガニが獲れるんです。南は加賀市から北は珠洲市まで、ほぼ全域で漁獲されていて、加能ガニの漁期以外に獲れるカニとして、メインで狙う漁師さんもいます。
ずんぐりした体には名前の由来でもある短い毛が生えており、いたるところにトゲがあります。
今回、甲幅10㎝ほどのげんこつより一回り大きいサイズの毛ガニを購入してきましたので調理して食レポします!

今回調理するのはこの毛ガニ。
まずは汚れを洗ってから茹でていきます。

茹でるときの塩分濃度は海水と同じぐらいの約3~4%がいいとされていて、これより薄すぎるとカニの旨味が逃げると言われています。(が、濃すぎると塩辛くなり取返しがつかないため、少し薄めに茹でてもいいかもしれません)
茹で時間は大きさにもよりますが、15~20分ほど茹でれば大体OKです。

茹で上がったら、氷水に入れて一気に冷まします。こうすることによって身が引き締まり、殻からも取りやすくなります。
5分ほど冷ましたら取り出し、解体していきます。
順番は色々あると思いますが、ざっくり言うと
①解体して、
②脚と胸の身をすべて取り出す
この2ステップです。
今回は先に脚を切り離していきます。

脚をすべて切り離したら、ふんどし(お腹の三角形のところ)を取ります。そして、ふんどしを外したところに指をかけ、甲羅を外します。味噌がこぼれないように、甲羅を下にして行いましょう。

胸の部分には身がぎっしり。甲羅の厚みの中にはこんなにも身が詰まっています。
あとはひたすら殻にハサミを入れて、身を取り出しての繰り返し。
脚にあるトゲが結構痛いのでお気を付けください。
すべての身を甲羅に詰めていくと・・・

どーーーーーーん!!!
すんごくボリューミーなのがお分かりいただけますか?
サイズ的にちょっと物足りないかな?と思っても想像以上に身が詰まっていて、一杯食べたあとの満足感は半端ありません。
足の身はぷりっぷり、カニ味噌をまとわせれば濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。
・・・思い出すとまた食べたくなってきました。
県内では、鮮魚店やスーパーなどでも購入することができます。
※水揚げ、仕入れ状況によります
まだ食べたことないという方は、ぜひ一度召し上がってみてください!

取材:若松 拓海(JFいしかわ)
金沢市出身。金沢大学地域創造学類卒業。現在は県産魚のブランドPRや広報、公式SNS運用を担当しています。推しの魚は・・・ありすぎて一つに絞れません。日々頑張っている漁師さんの思いとともに、石川県産水産物の魅力を多くの人に届けられたら嬉しいです。



